電気分解技術・メタネーション

メタネーション装置

カナデビアは、二酸化炭素と水素を原料として合成メタンを製造できるメタネーション装置を開発しました。
産業施設の排ガスから回収した二酸化炭素と再生可能エネルギー由来の電力から製造した水素を原料ガスとしてe-メタンに変換・有効利用することで二酸化炭素排出削減およびカーボンリサイクル社会の早期実現に貢献します。

メタネーションによる炭素循環

様々な排出源から回収した二酸化炭素を再生可能エネルギー由来の電力から製造した水素と反応させることでe-メタンに変換します。
メタンは天然ガスの主成分であるため、従来の天然ガスインフラを用いて輸送・貯蔵・利用することができます。
また、合成メタンの燃焼により発生する二酸化炭素を回収し、再度メタン化することで炭素循環利用を実現します。

メタネーションによる炭素循環のフロー図

主なサービス・製品

メタネーション反応とは

二酸化炭素と水素を触媒反応させることで合成メタンを合成する反応です。
カナデビアは独自の高性能なメタン化触媒を開発し、各機関から高い評価を得ています。

メタネーション反応の図

システム

メタネーション反応のフロー図

特長

  • 低反応温度
    • ガス200℃からメタンを合成
  • 高耐久性
    • 20,000時間(約2年)以上の耐久性
  • 高転換率
    • 原料に含まれる二酸化炭素の99%以上を合成メタンに転換
  • 高エネルギー効率
    • 75~80%のエネルギー変換効率
    • 排熱利用を行うと90%以上に
  • 省エネルギー
    • 発熱反応によるエネルギーを有効利用
    • 外部からのエネルギー供給をほとんど必要としない

製品ラインナップ

メタネーション装置の発生量はご要望に合わせて小容量から大容量まで対応いたします。また、研究・試験用装置(0.1 Nm3/h)と20ftコンテナに内蔵したワンパックモデル(5 Nm3/h)も製造・販売しております。

社会実装用
ワンパックモデル
研究・試験用

用途

  1. 1都市ガスインフラへの合成メタン注入
  2. 2都市ガス、天然ガスを利用している設備への供給(ガスエンジン、ボイラー、バーナー、SOFCなど)
  3. 3工場内の省エネ・電化・燃料転換が難しい工程での二酸化炭素排出量削減
  4. 4回収した二酸化炭素の有効利用

関連技術

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