企画管理本部長 メッセージ
サステナブル経営の浸透
当社グループは、「環境負荷をゼロにする」「人々の幸福を最大化する」というサステナブルビジョンのもと、新たな事業機会の獲得、当社グループの持続的成長の実現に取り組んでいます。サステナブルビジョン実現の鍵を握る重要な課題を7つの「成功の柱(Materiality)」として特定し、戦略・施策・ロードマップを定めて取り組んでいます。
「環境負荷をゼロにする」ための取組み
当社グループは、「カーボンニュートラル」を成功の柱として定め、2050年スコープ1,2,3ゼロを目指しています。
2022年度当社グループの事業活動に伴う温室効果ガス排出量(スコープ1と2)は合計約22万トン、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量(スコープ3)は合計約3300万トンでした。日本の温室効果ガス年間排出量が、約11億2200万トン(2021年度)ですので、当社グループに関連する排出は、約3%に相当します。製造プロセス等事業活動で使用するエネルギーの燃料転換はもちろん、お客様の燃料転換やクリーンエネルギーに対応した製品の開発を推進し、カーボンニュートラルに取り組みます。
「人々の幸福を最大化する」ための取組み
当社グループは、「人々の幸福の最大化」を成功の柱として定め、当社グループで働く人の幸福の最大化と人権尊重に取り組んでいます。
カナデビアグループ倫理行動憲章において、「人間尊重」という行動指針を定めていますが、2024年4月、改めて人権方針を定めました。2023年11月に改定した「カナデビアグループ調達基本方針」と合わせて、サプライチェーン全体で人権尊重に取り組む決意を新たにいたしました。また、多様な人材が、心身ともに健康で、個人の能力を最大限発揮できる職場づくりにこれまで以上に取り組みます。
チームの一員として
サステナブルビジョン実現への様々な施策は、当社グループがチームとして取り組むものです。しかし、チームの一員である職員一人ひとりが、自分の持ち場や役割に応じて一所懸命に取り組まなければ、ビジョン実現は難しいでしょう。私たちは、各職場の身近な出来事にサステナビリティに関連する課題を発見し、解決策を考え続けたいと思います。
ステークホルダーの皆さまには、当社グループのサステナブル経営に対するご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。
2024年4月
専務執行役員 企画管理本部長
(サステナビリティ推進室担当役員)
木村 悟