SDGsへの取り組み

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
Kanadevia
SDGs推進方針

私達は、「技術と誠意で社会に役立つ価値を創造し、豊かな未来に貢献します」という企業理念の下、全役職員が「Kanadevia Value」の理解・実践を通じて企業活動を行うことで、社会の持続的発展に貢献し、長期的な企業価値の向上を目指します。

創業者 E.H.ハンター

SDGs(Sustainable Development Goals)は、全ての国々が地球を守るために力を結集し、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と戦い気候変動に対処しながら、地球上の「誰一人取り残さない」を理念として、2030年までに達成を目指す国連で採択された目標です。
現在、世界レベルで起こっている課題として、地球環境の悪化、特にCO2増加による気候変動、産業の発展に伴う大気や海洋の汚染、また、時にはエネルギー資源を巡る紛争なども発生しています。当社グループの創業者E.H.ハンターは、現在の北アイルランドから日本に渡り、個人の資本で造船会社を立ち上げました。当社グループは、創業者E.H.ハンターの「挑戦の精神」を継承しながら、様々な社会的課題に対する解決を図ることにより、国際社会の共通理念であるSDGs目標達成に向けた活動を進めていきます。

当社グループのSDGsに貢献する活動

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

当社グループのSDGsに貢献する活動

当社グループのSDGsに貢献する活動の図

1 製品・事業で直接貢献する活動

再生可能エネルギーの提供(CO2の削減)

3全ての人に健康と福祉を 7エネルギーをみんなにそしてクリーンに

当社の主力製品でもあるごみ焼却発電施設は、ごみを燃やして衛生的に処理すると同時に発電を行う施設であり、温室効果ガス排出の削減に貢献しています。他にもメタン発酵システムや陸上・洋上風力発電、燃料電池や全固体リチウムイオン電池、余剰電力を使った水素製造装置やその水素を利用してCO2をメタンガスに変換し、活用するメタネーションシステムの開発等の幅広いエネルギー分野で貢献していきます。

ごみ焼却発電施設
メタン発酵システム
風力発電

水不足の解消・産業発展に伴う環境悪化の防止

3全ての人に健康と福祉を 6安全な水とトイレを世界中に 9産業と技術革新の基盤をつくろう 11住み続けられるまちづくりを

海水淡水化プラントは、慢性的な水不足や安全な飲み水が確保できない地域の深刻な水不足を解消し、排水処理システムは産業発展に伴う工業用水による河川の水質汚濁を防ぐ等、人々のくらしと産業発展を支える水資源に関わる分野で貢献していきます。

海水淡水化プラント
上水・下水・産業排水処理システム

食の安全や食品ロス、食料問題の解決

9産業と技術革新の基盤をつくろう 14海の豊かさを守ろう

食レコによる食品加工プロセスの記録や異物選別機によるカット野菜や食品材料に混在する異物の検知は、食の安全や食品ロスの問題を解決し、安全安心な食物の提供につながっています。また、水処理技術で培われた技術を陸上養殖に活用して、安定的な食の提供に向けた取り組みも行っています。

生産ライン映像記録システム
異物選別装置
陸上養殖施設向け水処理システム

強靭な街づくり~自然災害から人命を守る~

9産業と技術革新の基盤をつくろう 11住み続けられるまちづくりを 13気候変動に具体的な対策を
フラップゲート式水災害対策設備

当社の橋梁事業は、今日まで100年以上にわたって人々の生活を支えるインフラ整備に携わってきました。また、防潮水門、逆流防止ゲートで培った技術を活かし、近年は気候変動によるゲリラ豪雨や長雨による水害、地震や台風による津波高潮などの浸水被害を防止するフラップゲート式水害対策設備や海底設置型フラップゲート式稼動防波堤を開発し被害の低減に貢献しています。また、GPS海洋観測システムを活用した津波発生時の避難指示の迅速化等の防災分野に貢献しています。また、シールド掘進機が作り出す地下空間は、冠水防止等に利用されています。

2 サスティナビリティ課題の解決を通じて貢献する活動

ダイバーシティ・マネジメントの推進

5ジェンダー平等を実現しよう 8働きがいも経済成長も

当社では女性活躍推進に限らず、誰もが個々の能力を最大限に発揮できる企業風土を醸成する取り組みとしてダイバーシティ・マネジメントを強力に推進しています。職員一人ひとりが、属性にとらわれず様々な価値観を尊重しあって働くことでイノベーションが生まれると期待しています。

働き方改革の推進

誰もが働きやすい職場づくりに向けて、在宅勤務やサテライトオフィス、スーパーフレックスタイム、全社集中タイムの設定や定時退社日の実施等の制度面の充実化を図っています。また、IoTやAIの活用により生産性の向上を進め、職員の働き甲斐・生き甲斐の向上に繋がる働き方改革を推進しています。

環境啓発活動

4質の高い教育をみんなに 12つくる責任つかう責任

当社が日本各地で運営するごみ焼却発電施設等の環境関連施設では施設見学や地域への環境啓発授業を提供しています。海外でもラオスで高校生・大学生向けの環境啓発イベントや小学生向けの学習教材の制作を通じて、衛生的なごみ処理やリサイクルなどを行うことによる環境保護の重要性について、啓発活動に取り組んでいます。また、大阪科学技術館に環境啓発についての常設展示も行っています。

当社グループは、2017年に長期ビジョン「Kanadevia2030Vision」を策定し、「循環型社会実現に向けたソリューションプロバイダー」を目指して事業展開をしております。「エネルギー」と「水」の環境分野をコア事業領域とし、これまでに培った技術力、納入実績、お客様・社会とのつながりを活かして収益力強化および事業拡大に向けて、取り組みを進めています。SDGsがゴールとする2030年は、「Kanadevia2030Vision」の示す将来像を実現する時期にも通じることから、当社グループの総力を結集して貢献していきます。